
はちのじぶんこ
“Little Free Library”
いつでも だれでも 自由に 参加できる図書館です
最新情報はSNSで発信中
はちのじぶんこって?
横浜市都筑区にて、フリーライブラリー「はちのじぶんこ」を開設しました。私が提供するのは場所と自分の好きな本。いつでも好きな時に本を借りてください。読み終わったら返してください。もう自分は要らないけれど、誰かに勧めたいと思う好きな本があれば、”養本箱”に寄付してください。
フリーライブラリーの本は、ミツバチみたいに、誰かのところへ行ってまた箱に戻ってきます。自分より前に読んだ人の”おもしろかった”という花粉をつけて。だからそんな本が入る本箱を”養本箱”と呼びます。
直接の触れ合いがなくても、本というモノを通して人の存在を感じる静の図書館。ひょっとすると本箱の前で居合わせる出会いや会話もあるかもしれない。そこからもっとおもしろいものも生まれるかもしれない。養本箱がCOMMUNITY BOOK HUB=みんなの本で繋がる拠点となって、本が都筑の人たちの間をはちのじにめぐりながら、“かもしれない”を膨らませた本を介した心地いいコミュニティがゆっくりと育つことを願っています。
はちのじぶんこ 2021年10月
【はちのじぶんこ・文庫/ hachinoji-bunko】 養本箱(ブックポスト)の本が自由に借りられ返されて、8の字にめぐりながら人をつなぐライブラリ。

利用に際するお願い

"TAKE A BOOK" 本をかりたり、かえしたり "SHARE A BOOK" あなたのすきな本のご寄付も大歓迎
- 参加するのに手続きは不要です。
- 本の貸出期限はありません。1ヶ月程度を目安にしてください。
- しばらく返しに来れない方は、あなたの本と交換を。
- ご寄付は「誰かに読んでほしい本」をお願いいたします。
- 車道に面しているので、自動車に気をつけてください。
場所
横浜市都筑区川和台(川和中学校近く)
- 横浜市営地下鉄ブルーライン「川和町」徒歩10分・「都筑ふれあいの丘」徒歩15分
- 横浜市営バス124・305系統「川和中学校前」徒歩3分

詳細地図を確認したい方は、LittleFreeLibrary.orgのワールドマップをご利用ください。
Steward’s Name/Library Nameに”hachinoji”と入れるか、Charter Numberに”129068″を入力します。
LittleFreeLibrary.orgとは
はちのじぶんこは、LittleFreeLibrary.orgに登録しています。(チャーター番号 #129068)
アメリカのウィスコンシン州ハドソンで始まった非営利のマイクロ・ライブラリー活動で、アメリカを中心に世界中のライブラリー仲間と繋がっている本好きのコミュニティです。
この活動は他国にも広がり、日本では「まちライブラリー」という団体も広く活動しています。
はちのじぶんこの未来
はちのじぶんこは住宅地の一つのフリーライブラリーからスタートしていますが、都筑区内のあちこちのお店やマンションのエントランスや住宅街、ぐるりとめぐる緑道沿いや公園にも増えたら・・・。どこで借りても返してもいい、都筑区内全体のフリーライブラリー・ネットワーク・・・。都筑の自然豊かな環境に文化的にも豊かな時間が加わって、暮らしがどれほど楽しいだろうとそんな未来の姿を夢見ています。
都筑区役所地域振興課主催の2020年開校「まちづくり大学校」で夢の実現の仕方を教わり、そこで作った「夢設計書」にはちのじぶんこの未来の姿を描きました。これは私の夢の未来図です。こんなことが実現できたら最高!

2020年作成
養本箱・本・しおり
8のじ、ハチ、養本箱と連想していくうちに本箱もこだわりたくなって、はちのじぶんこオリジナルの遊び満載のフリーライブラリーになりました。
養本箱

養本箱の制作には、設計事務所アトリエ・バッタさん(本業はアトリエ幡さん)に設計アイデアとアドバイスをもらい、制作と設置はインテリア・生活木工作家のfour-J Factoryさんにお願いしました。お二人とも都筑区内在住で、つづきブックカフェのつながりです。
コミュニティ活動でありたいというはちのじぶんこの目的にそって、制作段階からいろいろな方のお力を借りたいと思って動き始めました。雨風・紫外線対策、転倒防止、利用者の動線への配慮、デザイン、遊び…いろいろな工夫や小技が効いています。ありがとうございました。
構造としては、内箱と外箱の合体型二重構造、耐水ベニヤと漆喰仕上げ、屋根と庇にはトタンを加工してつけてもらいました。
はちのじぶんこの本は小学校高学年以上向けの本が多いので、小さなお子さんにも楽しんでいただけるような”しかけ”にこだわりました。外箱ののぞき窓からも、養本箱の中をじろじろとのぞいてみてください。
のぞき窓は車道に面しています。車の往来にご注意ください。


本
養本箱に入れたスタートの本は、我が家の本棚には入りきらないけれど処分するには手放しがたいお気に入りの本。この本はだれかに読んでほしいと思ったものです。始まりは管理人好みの選書になっていますが、ご寄付という形でバリエーション豊かな文庫に成長していくのも、フリーライブラリーの楽しみです。
本をご寄付いただける方へ
- 譲りたいのだけど少し壊れてしまっている本がありましたら、簡易修理できますのでご相談ください。
- ご寄付いただいた本は、「はちのじぶんこ」蔵書印をおさせていただきます。
- ご寄付後お引き取りいただくのは自由ですが、お返しをお約束はいたしかねます。

しおり
養本箱内に、しおりを用意しました。本を借りるとき、誰かに養本箱を教えてあげたいときに、ご自由にお使いください。

- 自分の読書ノートとして、感想を書いておく
- 次に読む人へのメッセージとして、感想を書いて本にはさんで養本箱に戻す(本の紹介文を書く)
- はちのじぶんこ養本箱を訪れてくださった思い出に
まとまった枚数をご希望の方はご連絡ださい。
フリーライブラリーはじめませんか?
あまり難しく考えずにはじめてみませんか。私もまだこの先ははっきりと見えていませんが、自分がとても楽しんでいるということと、初めた日から参加してくださる方が予想以上にいらっしゃって「楽しいポジティブな活動だ」ということは自信を持ってお伝えできます。個人の敷地内でしたら、本棚の形態も内容もオールフリー。マンションや公共機関などの共有部分での設置をお考えでしたら、はちのじぶんこが実際の運用例としてお役に立てそうでしたらサンプルとしてお使いください。設置までに私がしたこと、運営して感じていることなど、ご要望があればなんでもお話しいたします。
参考までに、以下が私が開設までに用意したものです。
- 本:どのくらいの量・種類かを出してみる。ターゲットに合う場所選びや本箱のサイズを描きやすくなります
- 場所:家族やコミュニティの了解を得る
- 本箱:予算・デザインを考えて制作する(依頼を考える場合、屋外施工の相談にも乗っていただけるfour-J Factoryさんおすすめです)
- 蔵書印:本箱の本には蔵書印を押しています(返却先を忘れないでいただくため)
- しおり:メッセージカードとしてもチラシとしても使えるツールとして用意
- サイト:自分の活動趣旨を伝えられるツールを用意
- SNS(Instagram/Facebook):今後の活動の情報発信ツールとして用意
- 雨カバー:大雨に備えて、店舗用防水シートを購入
- LittleFreeLibrary登録番号の取得:LFLサイトのオンラインショップから購入($39.95/2020年)
本箱のアイデア
本箱のアイデアは完全に自由です。私が目にしたことのある、色々なパターンを紹介します。

- とことんまでこだわりの箱を作る:LFLサイトに紹介されたDIYガイド(英語)やYoutube、Pinterestなどで”FreeLibrary”で検索すると世界のおもしろライブラリーがたくさん出てきます。
- カラーボックスや衣装ケースなどを使う:構造的に雨は要注意です。開催日を決めたり、日没までなど時間を制限して運営されている方もいます。
- ガレージセール風に家先にテーブルを出して本を並べる:最もお手軽なフリーライブラリー。
- 店内の一部に設置(屋内型):飲食店や美容院など、またお客さまに来ていただくきっかけにもなります。
本のご紹介:『世界の不思議な図書館』創元社

本を用意する
中に入れる本も完全に自由ですが、スタートは自分で用意することになります。家にある本を提供したり新たに購入しても良いですし、知り合いから募ったり図書館のリユースコーナーやバザーなどを回って上手に集める方法もあります。人に利用してもらうためには、自分だったらこの本を手に取るだろうかという視点で選書するのも楽しいです。
本の交換会をする
フリーライブラリー開始後しばらくして本がマンネリしてきたなと感じたら、新しい本を手に入れる方法の一つとして「本の交換会」をしませんか。ご希望の方はご連絡ください。